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加賀・山中温泉に「映像ワークショップ」さんを訪ねました。

先日、石川県の山中温泉へ行ってきました。

毎年この時期になると、この地で活動する「映像ワークショップ」さんを訪ねています。数年前からご支援させてもらっているご縁で、現地に足を運ぶのが恒例に。ちょうど雪が落ち着いたタイミングで、外は首くらいの高さまで積もった雪景色。陽が差し込むオフィスからの眺めが最高でした。(夕陽がめちゃくちゃ綺麗だったのに、撮り損ねたのが悔やまれる!)


さて、「映像ワークショップ」という名前だけでは何をやっているのかイメージしづらいかもしれませんが、彼らの活動はとてもユニークです。アーキビスト/キュレーターとしての視点と、映像クリエイターとしての技術を掛け合わせ、さまざまなプロジェクトを展開しています。

・アーティストやクリエイターの作品を蓄積・再編集するプロジェクト
・地域の歴史や情報を収集・再定義し、展示として発信する取り組み
・アニメ映像の背景美術の調査・アーカイブ化、そして再定義する試み
・その手法を伝承するワークショップの開催

などなど、活動のフィールドもアウトプットの形も多様です。

今回は、今後のメンバー増加を見据えて、彼らのクレド(行動指針・大事にしたい価値観)を整理し、言語化するためのブレストを実施。彼らの目指す未来像を言葉にしていく作業は、とても刺激的でした。

映像ワークショップ
映像ワークショップの実績の一つ:「アニメ背景美術に描かれた都市」展


ちなみに、創業メンバーの木村さん&明貫さんと日比谷は同年代。特に明貫さんはIAMAS在籍&ICC勤務経験があり、その後ドイツで創作活動をしていたというキャリアの持ち主。話していると当時の話題に自然と流れていくのも面白い。InterCommunication、昔めちゃくちゃ背伸びして読み漁ったなぁ……。

それから、山中温泉といえば工芸の町としても有名。滞在中には、イスラエルから移住してきた工芸作家と出会ったり、若夫婦が継いだアートギャラリー付きホテル「花紫」で、若手作家の展示&ワークショップに立ち会ったりと、文化の熱量を感じる場面がたくさんありました。

花紫

もちろん、温泉も最高で、菊の湯はノスタルジックな雰囲気かついいお湯ですよ。

山中温泉の名湯・菊の湯

他にも、地元の名店焼肉屋三千里や、創作和食&美味い酒を取り揃えた和酒BAR 縁がわ(勉強熱心なマスターで、なんと友清さんの日本酒本も置かれていた!)など、食事も楽しめます。

和酒BAR 縁がわ


東京からでも北陸新幹線の加賀温泉駅を使えば数時間でアクセス可能。駅舎は新幹線開通もあって綺麗になっており、金沢のオリエンタルブルーイングさんの直営店もあって、加賀温泉駅でしか買えないボトルも売られておりました。

オリエンタルブルーイング

温泉と工芸とアートと食が交わるこの町、機会があればぜひ訪れてみてください!