やってみて初めてわかった、取材対応の「落とし穴」と準備のコツ

先日、支援先の企業で、社長さん向けに「メディアトレーニング」を実施しました。
メディアトレーニングというと、一般的には危機管理広報の一環として、トラブル時の記者会見対応などをイメージする人が多いかもしれません。が、実際はトラブル時だけじゃなくて、通常の取材対応を想定したトレーニングも有意義だったりします。
特に、まだ広報体制が整っていなかったり、メディア対応自体が初めてだったりすると、取材を取り付けるのが精一杯になりがち。過去には私も、いざ取材が始まってから「あれもこれも準備しておけば良かった…」なんて反省ばかりだった時期がありました。
今回は、社長自身が取材経験がほとんどなかったこともあり、ロールプレイング形式で準備を進めました。
ざっくりとした流れはこんな感じです。
1. 取材の前提情報の共有
2. 広報担当とインタビューイ(取材される人=社長)の事前打ち合わせ
3. 取材本番のロールプレイ
4. 事後の振り返り
ポイントや具体的な進め方は色々あるんですが、そこはまたの機会に詳しくご紹介しますね。
さて、このロールプレイ、実際にやってみると本当に色んな気づきがあるんです。
今回も、例えば、
– 社長自身の意外な話し方のクセを発見した
– 質問への回答が事前にきちんと定まっていなかった
– 用意していた資料が取材の場では使いづらかった
など、「やってみないと分からないこと」がたくさん見つかりました。やっぱり、まずは小さく始めてみて、実践を通じて改善していくことが重要ですね。
そんな気づきを活かした結果、後日行われた本番の取材はかなりスムーズに進みました。もちろん、記事の仕上がりも期待通りの内容に。これには事前の準備が効いたはずです。
みなさんの会社では、取材対応をどのように準備していますか?
「特別な準備などしなくても大丈夫」と思っていても意外と盲点があったりするので、ぜひ一度振り返ってみてください!
kipplesでは、スポットでの取材トレーニング支援を行っておりますので、興味のある方は是非お問い合わせください。