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先日、コーラルキャピタルが主催する Startup Aquarium 2025 に参加してきました。毎回、スタートアップ業界の熱量を肌で感じられるこのイベントですが、今回は過去最大級の規模で、まさに「スタートアップの水族館」というネーミングにふさわしい賑わいでした!


会場は“人の波”でいっぱい。でも、意外と…

会場に足を踏み入れた瞬間、「あ、知ってる顔が多いな」と思ったんですよ。でも、意外にも自分に声をかけてくれる人は思ったほど多くなかったんです。

というのも、これまで資金調達のプレスリリースの壁打ち(=内容のブラッシュアップ)を、オンラインでスタートアップの社長や広報担当者とやってきたことがほとんど。つまり、リアルの場で他の社員さんやチームのメンバーと顔を合わせる機会がなかったんですよね。オンラインでの「画面越しの自分」と、リアルな場での「リアルな自分」、そのギャップが今回少し浮き彫りになった気がします。

スタートアップの広報・PRって、社長や広報担当者と密に関わることが多いけれど、意外と現場のメンバーまで名前や顔が伝わっていないことも少なくない。今回はそれを痛感した機会でもありました。


参加者は過去最多。次回の会場はさらに工夫が必要?

今回のイベント、参加者数は過去最多!
公式サイトにもある通り、カフェやレストランのスペースまで拡張していましたが、それでも会場はどこもぎっしり。夕方の時点で目標来場者数を大きく上回ったそうです。

会場ぎっしりで立ち見も出るセッションの様子。

実際に歩いてみると、メインホールだけでなく、隅々まで人、人、人!ネットワーキングの合間に「ちょっと一息」と思っても、どこも人で埋め尽くされていて、落ち着ける場所を探すのもひと苦労でした(笑)。

次回以降、これだけの規模感になってくると、「どこで、どんな設計にするか」 が運営側の大きな課題になりそうです。
スペース拡張だけでなく、動線設計や参加者同士のマッチングの仕掛けなど、もっと工夫の余地がありそうですね。


実はデザインにも関わっています

ここで少し裏話を…。
実は、この 「Startup Aquarium」 のデザイン、私が役員を務める カンファレンス企画・運営支援会社 で担当させてもらっているんです。

写真だと伝わりにくいが、可動型のスポットライトが会場中を照らしており、
「水中にいるような雰囲気」を醸し出すなど、空間演出が上手でした。

今回のデザインもそうですが、過去2回(2020年・2023年) もデザインを担当させていただきました。
よろしければ、これまでのデザイン事例の記事もご覧ください👇


イベントの“場づくり”もまたスタートアップ的発想で

今回、デザインを担当した立場としても、参加者目線で会場の使われ方や導線設計を観察するのは貴重な機会でした。特に、「人が集まる場の設計」 って、まさにスタートアップ的発想が求められるんですよね。

  • どうすれば、より偶発的な出会いが生まれるか?
  • 参加者同士の交流を自然に促す導線設計とは?
  • 「リアル」と「オンライン」をどうシームレスに繋ぐか?

これって、スタートアップがプロダクト開発で考える 「ユーザー体験の設計」 に通じる部分が多いなぁ、と思った次第です。


次回への期待と課題

次回の 「Startup Aquarium」 では、さらに規模が拡大する可能性が高そうです。その分、参加者同士の交流の場として、どう設計するか、ますます腕の見せどころですなぁ。

あなたなら、どんな仕掛けを加えますか?
次回の会場設計や仕掛けなどアイデアがあればぜひアドバイスいただきたいです!