渋谷の「歩き方」を、みんなで考えてみた── MABLs Meet登壇レポート

「渋谷って、どう歩くのが正解なんですかね?」
そんな投げかけからスタートした、4月のMABLs Meet。
登壇のきっかけは、「はじめてのクラフトビール勉強会」。一緒に企画したMABLs運営チームから相談を受け、今回は企画・人選・進行構成までご一緒することになりました。
MABLsとは:渋谷で働く人や訪れる人が、職場や業種の枠を超えて気軽に交流できる場を提供する『SHIBUYA MABLs』。アプリ上でのつながりにとどまらず、リアルな出会いが生まれるオフラインイベントも定期的に開催することで、「渋谷の日常」に新しい価値をプラスし、つながりの可能性を広げています。
テーマは「渋谷の歩き方」

「”渋谷初心者“の人にどうやってこの街の魅力を伝えるか?」とうお題を考えたときに、日比谷から提案したのは“歩き方”という切り口でした。
昨今、渋谷を語ろうとすると、開発の是非に対する見解とか、「昔は良かった/今は変わってしまった」みたいな声が聞こえてきがちな印象なんですが、そんなステレオタイプな議論からは離れつつ。かつ、単にガイドブック的な紹介をするんじゃないとしたら、、、「昔の渋谷」と「いまの渋谷」を重ね合わせることで、多面性を共有できたら面白いのでは?と。
ということで今回は、道玄坂商店街振興組合理事であり、渋谷のアーカイブ写真展を数多く手がけている大西陽介さんをゲストにお迎えしました。
テーマはズバリ「渋谷の歩き方──過去と今を行き来しながら」。
スライドも交えて、以下のような流れで進めていきました👇
当日お話した構成の一部抜粋

- 渋谷を分解してみよう
→ 渋谷をいくつかのエリアに分解。それぞれの地域の特徴とか名所をご紹介。
→ スクランブル交差点だけが渋谷じゃない。裏道、横道、生活圏などなど。 - 各エリアの歴史を知る。大西さんの渋谷アーカイブ写真を交えて昔話
→ 各エリアの過去の写真を紹介しながら、「渋谷が時を経て今のように変化してきた様子」「地域に根付く生活があったこと」を感じでもらう。
→ 1960〜90年代の風景写真に、思わず「えっここって…あそこ?」と驚きの声。 - 変化する“見え方”と“意味づけ”
→ 新しい建物に目を奪われがちだけど、その背後にはいろんな歴史や受け止め方がある。
→ 登壇者オススメの「このスポットをこう楽しむ」 - 参加者からの質問タイム
→ 「この場所は昔はどんな感じだったのか?」「なんでこの場所は●●なの?」などなど。質問が次々に広がっていたのが印象的でした。
現場の空気感と、その後の流れ

会場には40名近い方々が参加し、立ち見も出るほどの賑わい。
トーク本番は、台本というよりライブ感を大事にして勢いで押し切った感じ。
僕と大西さん、それぞれの言葉が自然と掛け合いになる感じで進行できました。
懇親会では、若い参加者が多く、それぞれの「渋谷ストーリー」を語り合う場に。
前向きでエネルギーのある若い参加者たちが、思い思いに語り合う姿は、かつての“混沌とした渋谷”の風景にも通じるなぁと感じました。
麗郷ナイトと、渋谷の続き
イベント後は、大西さんと「麗郷」へ。
最初は軽くのつもりだったのに、気づけば腸詰、しじみ、ビーフン、枝豆とフルコース状態(笑)
話題も幅広く、学校ネタ、商店街と開発の関係、若者の変化まで、けっこう突っ込んだ話ができました。
「渋谷の歩き方」には、まだまだ続きがある
今回のイベントを通じて、「渋谷って、ひとことで語れないんだな」ということが、参加&企画したみなさんの共通認識になった気がしています。
- 文化と経済が交差する街
- 若者の街と老舗の街
- 再開発と残存風景のせめぎあい
次回はもっとテーマを絞って、「音楽と渋谷」「朝と夜の渋谷」「働く人の渋谷」など、いろんな切り口を用意できると面白そうだぞ。
レポート写真はこちら📸
当日の様子は、MABLs公式Instagramでも紹介されています。
🔗 MABLs Meet 4月レポート(Instagram)
ぜひ、のぞいてみてください。
次回のMABLs Meetにもご期待くださいな。