母校・SFCで、官民連携について話してきました

先日、母校である慶應義塾大学SFCにて、慶應義塾大学総合政策学部特別招聘准教授の吉井弘和さんにお声がけいただき、授業「行政組織の経営」にてゲスト講師として登壇しました。
講義テーマは、「官民連携実践編:さまざまなアプローチによる官民連携の実践事例」。
広報、そして官民連携という観点から、行政と民間のあいだでどのように言葉を翻訳し、関係性をつくり、社会を動かしていくのか。Public Meets Innovation、at Will Work、人的資本経営推進協会、渋谷区での取り組みなど、自分自身が関わってきた実践事例をもとにお話ししました。
民間から見た官民連携
官民連携というと、元官僚の方や行政関係者の方がゲスト講師として話すことが多い領域だと思います。そんな中で、私のように、行政のど真ん中というよりは、民間側から、時には少しゲリラ的に、いろいろな人や組織をつないできた立場で話をさせてもらうのは、少し恐縮でもありました。
ただ、結果的には、私だからこそ話せる内容になったのではないかと思います。
官民連携に必要な「翻訳」と「関係性」
講義では、まず「官民連携とは何か」という話から入りました。

官民連携は、単に行政と民間が一緒に何かをすることではありません。行政と民間では、できることも、できないことも違う。使っている言葉も違う。背負っている責任も、見ている時間軸も違う。
だからこそ、官民連携には、単に「一緒にやりましょう」ではなく、相手の立場を理解し、言葉を翻訳し、関係性を設計する力が必要になる。
そんな話を、自分が関わってきたPublic Meets Innovation、at Will Work、人的資本経営推進協会、渋谷区での取り組みなどを交えながら紹介しました。
広報と官民連携の共通点
特に伝えたかったのは、官民連携は制度や契約だけの話ではなく、広報やコミュニケーションの実務とも深くつながっているということです。
行政が直接言いにくいこと、民間だけでは届きにくい相手、地域の中でまだ可視化されていない熱量。そうしたものを見つけ、翻訳し、つなぎ、場をつくる。その積み重ねによって、少しずつ社会の動き方が変わっていく。


広報とは、単なる発信ではなく、ステークホルダーとの関係性を設計する機能である。官民連携もまた、異なる立場の人たちの関係性を設計する仕事である。そんなことを、実践事例を通じて話しました。
学生との延長戦
講義後には、学生が数名話しかけてくれて、そのまま延長戦のようなディスカッションにもなりました。
最近の学生は、昔ほど行動の勢いがない、というような話を聞くこともあります。もちろん時代や環境の違いはあるのだと思います。
それでも、自分で事業をやっていたり、社会活動に参加していたり、問題意識を持って動いている若い人たちは確実にいる。しかも、こうした少し硬めの授業をちゃんと受講しているあたりは、さすがSFCだなとも思いました。
懐かしのニューオリンズへ
終了後は、SFCに行く必ず寄る定番のニューオリンズへ。
学生時代は週8回くらい通って、夜な夜なビールを飲ませてもらい、大人のみなさまと絡ませてもらってましたな。(今のスタイルの原型かもしれない。。)


マスターにも久しぶりにご挨拶し、今回お声がけいただいた吉井さんも紹介できました。ちょうど裏番組で講義をしていた「火曜日の女」末吉さんとも合流し、しばし立ち話。
そして最後は、定番の「ナスとひき肉正油」を堪能。
講義をして、学生と話して、懐かしい場所に寄って、いつもの味で締める。
なかなか良いSFC時間でした。
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日比谷尚武(ひびや なおたけ)
合同会社kipples 代表 / PRコンサルタント
慶應SFC卒。Sansan株式会社などを経て2016年kipples設立。スタートアップから上場企業・行政機関まで、広報・P R戦略の立案から実行支援まで幅広く手がける。







