レポート:第55回BtoB/IT広報勉強会「ニュースイッチ」のこれまでとこれから~フリーウェブメディアの生き方~

第55回BtoB/IT広報勉強会「ニュースイッチ」のこれまでとこれから~フリーウェブメディアの生き方~

ゲスト:葭本隆太さん

今回は日刊工業新聞社のウェブメディアである「ニュースイッチ」編集長の葭本さんから、媒体紹介や現状の取り組みについてお話しいただきました。

【講演内容ピックアップ】

■「ニュースイッチ」紹介

<本紙との違い>
日刊工業新聞:電機・機械・自動車・電子部品・情報通信業などの情報を中心に扱う産業総合紙

↓これがデジタル化して2種類に分岐

日刊工業新聞 電子版:有料で全記事
ニュースイッチ:無料で一部の新聞記事を公開。オリジナル記事も配信

<PVなど>
・月刊300万程度(外部転載含め2,000万程度)
・1日の記事数は約12本
・配信記事テーマはキャリアやテクノロジーを意識

<由来>
・「ニュース×スイッチ」=新しい情報で・気づきを与えて行動を促す

・コンセプト:ものづくりやテクノロジーに興味のある2~40代のビジネスパーソンに気づきを与える情報を提供する

<ニュースイッチの良さ>

・ウェブ媒体だからこそ、コンテンツ記事の転載などを通じて新聞でリーチできなかった人たちにも届けることができる

Yahoo!やNewsPicksに転載されることもあり、ニュースイッチの取材なら受けると言ってもらえることも!

・プラットフォームを持っていることに強みが出てきている

■これから

・ニーズ(webのアルゴリズム)を追ってしまうと、報道記事ではなくSEOになってしまう懸念がある
・発信したい、伝えたい記事を書くことと、それがいかに世の中にリーチするかを考え、エンゲージメントの高い記事を配信することを目指す

・Voicyで「ニュースイッチラジオ」やってます ぜひ聞いてください!
・ウェビナー「ニュースイッチラボ」やってます

■こんな記事目指してます&情報提供求めてます

・特集などのオリジナルコンテンツでは
ビジネス×業界横断×深化
を目指しています。

・例えば・・・

キャリアの動きで副業がはやり始めた時
・こういう新しい動きがあります
・実践している方を紹介可能です
・競合他社にはこんな会社があります
などの情報提供をいただいて取材をしたことがある

業界を横断しているからこそ見えてくる価値を提供したいが、基本的にはその時追っている興味対象やタイミングによるので、常に情報をいただきながら考えたいとのこと。

メディアとして、試行錯誤しながらよりよい記事を少しでも多くの人に届けるためにどうするかを考え続けている、、というスタンスが伝わってまいりました。

葭本さん、ありがとうございました!

【開催概要】

■開催形態
 会場とオンライン同時開催
■講演者
 日刊工業新聞社
 デジタルメディア局編集部 ニュースイッチ編集長
 葭本隆太さん
■会場
 SOIL(渋谷)
■スケジュール
18:30開始
 前説 10分
 編集部によるお話 60分
 質疑応答 10分
 交流 約20分
20:30終了

(今回のレポートは、運営メンバーの津川さんのまとめをもとに構成しました。ありがとうございました!)