YOUTRUST×Voicyイベント登壇。「採用広報」の前に、設計図はありますか? ツールに頼る前に整理すべきこと

先日、YOUTRUSTさんとVoicyさんが共催するセミナーにお邪魔してきました。
テーマは「採用広報」。
「採用広報のトレンドと、今求められる発信力」 という、昨今の企業が頭を悩ませていそうなテーマですよね。
今回はその登壇レポートというか、話しながら感じたことを少し書いてみようと思います。
馴染みの仲間と、採用広報の本質について
今回の登壇のきっかけは、縁のあるVoicyさんからのご相談でした。
Voicyといえば、僕自身も投資させていただいたり、ことあるごとに連携させてもらっている「声のプラットフォーム」。そんな彼らがYOUTRUSTさんと組んでイベントをやるというので、二つ返事で引き受けました。

当日のセッションは、なかなかバランスの良い構成だったんじゃないかなと思います。
YOUTRUSTさんとVoicyさんは、それぞれのプラットフォームやソリューションを持っていますよね。「スカウトをどう送るか」「音声メディアをどう活用するか」といった、具体的な手法(How) の話が得意なわけです。
一方で僕は、特定のツールに縛られない立場。
なので、少し視座を変えて、「広報としてのコミュニケーション設計」 や 「広報戦略」 の観点からコメントをさせてもらいました。
ツールを使う前に「誰に・何を・なぜ」を考える
採用広報となると、どうしても「ブログを書かなきゃ」「SNSをやらなきゃ」と、アウトプットの手法に目がいきがちです。
でも、僕が現場でよくお伝えするのは、「その前に、設計図ありますか?」 ということ。

* 誰(Who) に向けて発信するのか?(求職者? 潜在層? 業界全体?)
* その人たちに 何(What) を感じてほしいのか?
* なぜ(Why) 自社がそれを語るのか?
この「コンテキスト(文脈)」が整理されていないまま、いきなりツールに飛びつくと、誰にも刺さらない「ただの活動報告」になってしまいます。
例えば、僕が過去に関わった事例でも、あえて「採用」という言葉を使わずに、業界の課題解決に向けた取り組みを発信することで、結果的に「面白い会社だな」と共感してくれる人が集まった、ということがありました。

単に条件を提示するのではなく、会社の「在り方」や「文化」をどうコンテンツに落とし込み、共感の輪を広げていくか。
そんな 「仕掛け」 の部分を、僕からは重点的にお話しさせてもらいました。
懐かしい場所での、新しい出会い
実は今回、会場となったYOUTRUSTさんのオフィスに伺うのは初めてでした。
でも、ビル自体にはすごく覚えがあって。
というのも、以前このビルは、Sansanが入居していたんですよね。
エレベーターホールや窓からの景色を見た瞬間に「うわ、懐かしい!」と記憶がフラッシュバックしました。

建物や箱(オフィス)は変わらなくても、そこに入る人や企業が変わることで、空間の意味合いや熱量も変わっていくよなぁ。と、セミナー後のオフィス見学をさせてもらいながら考えていました。
まずは「小さく」アウトプットすることから
セミナーの最後にもお伝えしましたが、採用広報において一番もったいないのは「完璧を目指して何も出さないこと」です。
いきなり大きな施策を仕掛けようとせず、まずは小さく始める こと。
社員の日常や、プロジェクトの裏側にあるストーリーを、少しずつでもアウトプットしていくこと。
それが積み重なって、やがて大きな「資産」になります。
皆さんの会社では、自分たちの「在り方」を言葉にできていますか?
もし「何から始めていいかわからない」という方がいれば、まずは社内のメンバーと「自分たちらしさってなんだろう?」と雑談することから始めてみるのもいいかもしれません。







