森に還る、という新しい選択肢──at FORESTの「循環葬」を訪ねて、千葉・館山へ

「お墓って、もっと自由でいいんじゃない?」
そんな問いかけを実践しているのが、at FORESTというスタートアップ。4月、彼らが手がける 循環葬の千葉拠点 を訪ねました。
きっかけは、広報の壁打ちをご一緒していたこと。やりとりの中で「ぜひ現地にも一度来てみてほしい」と声をかけてもらい、「これは行くしかない」と、東京から小さな旅に出かけたのです。
バスに揺られて、森の中へ
当日は東京駅から高速バスに乗車。早めに到着してバス停を確認しに行くと、同行のEさんもすでに到着していて、さすがの時間感覚。移動中はビジネスやPRの話など、ゆるい雑談を挟みながら、後半は軽く仮眠。気づけば到着していて、at FOREST 代表の小池さんが車で出迎えてくれました。

車で15分ほど走って現地へ。お寺の敷地内にあるその森は、まさに造成の最終段階。工事中にも関わらず、すでにどこか“静かな居場所”としての雰囲気を感じさせてくれます。
森を「整える」という発想
案内していただいたのは、埋葬エリアや森林浴用のスペースなど、人が自然に還る場所としてデザインされつつある森。職人さんたちが丁寧に整備している様子からは、「森を切る」のではなく「森を整える」という意志を感じました。

鬱蒼とした森が、少しずつ“循環の場”へと変化していく。その過程に立ち会えたのは、なんとも不思議な体験でした。整備されたデッキに腰かけて森の空気を吸いながら、小池さん、Eさんとしばし語らう。気持ちよさと話の深さで、つい時間を忘れてしまうような空間でした。

また、敷地内には手つかずの原生林も残されています。観光でも埋葬でもない文脈で、この自然を未来に残すという意志。語り方が難しい一方で、at FORESTの哲学を象徴するような存在でもありました。
at FORESTが描く「循環」のストーリー
at FORESTは、「森で眠る。未来を育てる。」をテーマに、循環葬を軸とした新しい供養のかたちを提案しています。

産経新聞(2025年5月3日)にも紹介されている通り、彼らの取り組みは環境保全×供養文化×地域資源という三本柱で構成されています。単なる“自然派のお墓”ではなく、「命が森に還り、また命を育む」という循環そのものをデザインしているのです。
記事の中で、小池さんはこう語っています。
「自然と共生したいという気持ちを大切にしたい。自分が生きた証を、森として遺すことができるような仕組みをつくりたい」
これは、仏教葬でも西洋的な自然葬でもない、新しい選択肢としての「循環葬」。その独自性が、静かに、でも確かに支持を集め始めています。
森に還るという意思表示
見学のあとは道の駅で寿司をご馳走になりつつ、事業や広報の話で盛り上がりました。現地を見た上で語る言葉には、リアリティと説得力があります。やっぱり現場は大事。

高齢化や都市型の墓問題が深刻化する中、「森に還る」という意思表示ができるというのは、一つの選択肢だなと思いました。
皆さんなら、「循環葬」という選択肢、どう受け取りますか?
※ 循環葬、at FORESTの詳細は公式サイト(https://returntonature.jp/)を。







